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ニューヨーク生活 (飲食)
先日、プチ旅行から帰ったすぐ後にオーナーとフロアスタッフとの
ミーティングがあった。
ちょうどニューヨーク生活の飲食編をアップしようと思っていた
直前の出来事で、考えさせられるものがあったので、ちょっと
そのことも含ませて貰おうと思う。

私は学生だったときから、生活のために日本食のレストランで
バイト(とはいえほとんどフルタイムだけれど)している。
自分で書くのも変な話だが、このレストランは
ザガットでも高く評価されていて、日本人のお客様をはじめ、
アメリカでも名高い名医やアーティスト、そのた著名な方が
ヨーロッパ諸国をはじめ、方々から来てくださる。

この仕事では教えられること(自己啓発を含めアメリカのカスタム等)
がとても多く、たかがレストラン業とは侮れないものだ。

最近は旅行のオフシーズンに入ったのもあり(お盆を過ぎてチケットの
値段が下がった)、日本からの一般の旅行客が団体で来ることが増えた。
つい昨日の話だ。
日本からの10人の若い(20台後半?)の旅行客が
食事に来た。ちょうど私のテーブルに入ったので、私が対応を
したのだけれど、あまりに寂しい気分になった。
私のこの記事を読んでくださっている方にだけでも
分かっていただきたい。

日本人というのは本当に個性が無い。
個性がないというよりは、多分グループでの行動において、
他人を尊重しているのが主な理由かもしれないが、アメリカに住み、
日本以外にも国が存在する、ということを体験した一人として、
日本人を中傷したいのだが、旅行をするにおいて、ショッピングゾーン
や、観光地のリサーチだけでなく、もう少しその国のカスタムという
物もリサーチすべきだと思う。
飲み物のオーダーはまるで皆右に倣えで同じ。
何か聞いても誰も返事をしない。
一人が言い出すのを待たないと誰も何も言わない。
きっと、日本でレストランに入ったらそうではないのかもしれないし、
海外ということもあり緊張しているのかもしれない。
でも、ありがとうくらい言えるだろう。

私はこのグループのことを言っているだけでなく、90パーセント
の日本人の団体さんは決まって同じように振舞うのだ。

ニューヨークのレストランでは、ある程度のレストランに入ると、
ウエイトスタッフが、How are you doing today?
My name is , I will be your server today. と
自己紹介をしてくる。
もちろん、私もそうしている中の一人だ。
そうすると、お客様の方は、Hi, how are you today? と
返してくる。 Thank you for asking, I am doing great!
なんて感じの挨拶から入るのが主だ。

メニューで分からないものがあったらもちろん、ちょっといいですか?
と質問をしてくるし、ほとんどの人が、時間のあるときでいいから、
と一言付け足して、お水をもらえますか? とか 飲み物のおかわり
お願いします。 と言ってくる。

日本語で、お時間のあるときでいいのでお水を頂けますか?

なんて面倒くさいことを言って欲しいとは思わないが、せめて、
ナイスに、お水頂けますか? とくらい言えるだろう。

日本人のお客様のほとんどは、まるでウエイトスタッフをロボット
のように扱う人が多い。いろいろなレストランで食事をしている
人は、サービスを受けることに慣れているのでウエイトスタッフに
ナイスにすることと、自分もナイスなサービスを受けることは
比例している事を知っている。もちろん、ウエイトスタッフは
お客様がナイスにしてこなくてもナイスにするのが仕事だが、
日本人のお客様は先方の方からサービスを受けることを
シャットダウンしてしまうことが多い。笑顔の一つも
見せない。ありがとう、すみません、が言えたのは
10人のお客様の中のたった一人だ。

その人以外は、私がテーブルをチェックに来ることさえ
嫌な顔をした。
開いているお皿は下げるし、テーブルが汚れていれば
拭きに行く。ビールがコップに注がれていなければ注ぎに行くのだ。
それがアメリカのレストランでのサービスだ。
日本だって、そうだろう。
でも、とにかく嫌な顔をされたので、私は全く顔を出さなかった。
その方が彼らはハッピーなのだ。

でも、私は、
この人たち、アメリカのレストランでも全く同じように行動しているの
だろうか。。。だとしたら、すごく恥ずかしいな。 
と思った。

アメリカではレストランを評価するに当たり、デコール、サービス、
フードと分けられていて、このレストランはおいしかったけれど
サービスが最悪で、水の補給にも来ないし、テーブルが濡れていても
拭こうともしなかった、なんてリビューがついたりする。

そういう細かいことを考慮に入れてサービスを提供している。

ミーティングでは、日本人のお客様はそういったコミュニケーションを
嫌うので、事務的に対応するように、という一言があった。
(面白いことに、アメリカ人、アメリカに住む日本人、日本からの観光客
というようにサービスを分けるようにと言われた)

私のレストランは日本食なので、そういう考慮をするが、そういう
日本からの旅行客はもちろんアメリカのレストランでも食事をしている
はずだ。それを考えると、同じ日本人として恥ずかしい気持ちになる。
日本食のレストランでは良いとしても、せめてアメリカのレストランに
入ったら、アメリカのカスタムを考えて行動して欲しいものだ。

アメリカのレストランで飲食するに当たってだが、
まず、アメリカはそのテーブルを担当しているウエイトスタッフが
いる訳で、誰これ構わず引き止めて、何でもかんでも注文すると
いうことは止めて欲しい。
基本的に日本人はとてもせっかちだ。
確かに、注文してから5分以上経っても物が来ない場合は一言
あってもいいが、そうでなければもう少し待つということも
考慮(常識)の一つだ。
誰でもいいので引き止めて何でも頼むのは基本的にここでは
常識ではない。担当を待つなり、このテーブルの担当のウエイトレス
を呼んでくれませんか?なんてのが普通だ。

アメリカは、サービスというものにランクがあり、それなりのレストラン
に入るとそれなりのサービスがつく。そのサービスも、
もちろん食事料金にチップ以外に含まれているのだから、
それもエンジョイして欲しいものだ。
基本的に、日本人のお客さま(日本からの)はとても失礼な人が
多く、同じ日本人としてとても恥ずかしく思う。

日本では今、個室めいたつくりの中でラーメンを食べる、なんていう
システムがあるらしいが、アメリカに旅行にきたら、アメリカの
カスタムを理解し、日本人であるなどという変な考えは捨てて欲しい。
アメリカで受けるサービスも旅行の醍醐味の一つだからだ。

その他、お料理が運ばれてしばらくすると、普通は担当の
ウエイトスタッフが
Is everything all right?
How is everything coming out?
Are you doing okay?
などと聞いてくる。これは常識のサービスだ。

そんな時は一般に、
Everything is great.
Yes, thank you.

と言うなり、もし何かあったら、
May I have a glass of water?
May I bother you for a moment?

なんて感じになる。

その他、アメリカのレストランではウエイトスタッフと会話を
楽しむのも一般に行われている。
 
アメリカのレストランに入ったら、せめてカジュアルに
会話を楽しみ、肩の力を抜いて食事を楽しんで欲しい。

尚、バーに飲みに行く時だが、日本のように椅子に座って
飲みたいだけのみ、最後にお勘定というシステムと違い、
アメリカは(時にニューヨーク)一杯一杯飲み物を頼み、
その都度その飲み物の清算をする。
一杯作ってもらったら、バーテンダーに1ドルから2ドルを
渡すのが常識。

ニューヨークでの飲食を楽しむには、良いレストランや
バーを知っているだけでなく、その場に応じた対応の仕方や
カスタムを知っていることも必要とされる。

特に、評価の高いレストランや、人気のあるバーなどでは
気をつけてもらいたいことだ。

表情の無い日本人、というステレオタイプを裏付けるような
行動はして欲しくないな、と勝手ながら思う私でした。

by katespaper | 2005-08-30 16:30 | アメリカ生活
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